Be-In って?

アメリカでベトナム戦争反対の声が高まっていた1967年。
「コンサートでもなく、政治集会でもなく、想いを持った人々は集まろう!」ヒッピー雑誌の編集者アラン・コーエンが、人々へ呼びかけ、3万人もの人が集まった事件が
BE-IN の始まりである。その後、BE-INは全米各地に広がりを見せ、やがて”LOVE & PEACE”を合言葉に、世界中へと伝播していった。これがBe-Inです。2001年9月11日、ニューヨークで約3000人もの人々が一瞬に犠牲となった同時多発テロ、これをキッカケに破壊には破壊の報復の連鎖が始まり、アメリカ軍をはじめとする多国籍軍のアフガン、イラクへの侵攻、多くの一般市民が傷つき続けています。
 何故?こんな事件が起こってしまったのだろう
同時多発テロの翌2002年9月11日、共に生きる世界を求める人たちによって、BE-IN実行委員会が設立され、以来、毎年9月11日に近い日曜日に、東京の明治公園で平和を求めてBe-Inは開催されています。

BE-IN は、テロと戦争の犠牲者への追悼のため、911本の花を配りながら明治通りを行進するフラワーパワーパレード、そして広島の原爆の残り火で灯したロウソクで巨大なピースマークを描き、核兵器廃絶と平和への願いを世界中へピースキャンドルセレモニーとして発信するなどしています。

作家のミヒャエル・エンデは、現代文明の現状をダーウィンの弱肉強食説を経済生活に適用させた現代資本主義制度が、環境破壊や経済格差・差別を引き起こしているとし、「大人が、子ども達に引き起こしている戦争」だと言いました。
3.11以降の動きを見ていると見事に符合するように感じます。
子ども達に平和な世の中を手渡す為、世界の現実を知り、学び、共に生きる自由で自然な世界を求めて、ARTやTALK、音楽など、時代を担う者達一人一人の行動を通して、
BE-INという場が世の中を少しづつ変えていくきっかけとなればと願います。

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